スポンサーサイト

    --.--.-- スポンサー広告
    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    秋の七草その4 オミナエシ、女郎花

    2008.08.27 京友禅 Trackback:0Comment:0

    ゲレンデにオミナエシが咲いていました。この花は、さのさかではほとんど見る事が出来ません。
    ふふ、ちゃんとこの山にも咲いていたんだねぇ。
    写真左上の白いオトコエシはいたる所に咲いているのですが。
    色が違うだけに見えるのですが、毛が生えていたり、茎がちょっと太かったり、花の付きがよかったりしてオミナエシより男性的な印象があり”オトコ”エシと名前が付いていますが、どうなんでしょうか?
    確かにオミナエシの方が、はかなげな感じはしますけど・・。京友禅、続きです。
    水元が終わった反物は、一度”ゆのし”をします。ゆのしとは生地に蒸気をあてて、水元でヨレヨレになった生地をきれいに整えて風合いを柔らかくする行程のことです。
    ゆのしをしたら、反物に一通り目を通して柄から色が滲んでいないか、ムラは出来ていないかなどをチェックして、もし不具合があれば”地直し”をします。
    地直しを専門で行う職人さんがいて、そこへ持って行ってお願いするのですが、この地直しもかなり技術と熟練が必要で、はみ出た色を直すのが得意な人、ムラを直すのが得意な人、という風に症状によって得手不得手があるので、うまく直してくれる職人さんの所へ持って行くようにするのです。
    スポンサーサイト

    秋の七草その3 ハギ、萩

    2008.08.17 京友禅 Trackback:0Comment:0

     ゲレンデでハギが咲き始めました。立派な株で咲いているので、遠くからでもピンクの花がよく目立ちます。
    風に揺れる姿はとても情緒があり、万葉集で一番よく詠まれた花というのもわかるような気がします。京友禅話、続きです。
    地入れの終わった生地を、柄の彩色をしてくれる職人さんの所に持って行きます。職人さんまかせで色を塗ってもらう場合もありますが、柄のここにはこの色、ここにはこの色という風に色を指定しておいて、塗ってもらいます。(着物の色に馴染むように柄の色を決めるのがポイントです。)
    全ての柄に色をさしてもらったら、染料が生地に定着してにじまないようにするために、生地全体を蒸します。(友禅で使っている染料は、蒸せばにじまなくなるのです。)蒸しをやってくれる大きな工場へ持って行ってお願いします。
    蒸しからあがってくると、糊糸目を置いてもたった職人さんの所へ再び持って行って、色をさした所に餅粉と糠で作った糊をべったりと塗ってもらいます。(柄に蓋をするようなイメージ。)糊が他の所にくっつかないようにおがくずを糊の上にふりかけて、着物の地に色を塗る”引き染め”をする職人さんの所へ持って行きます。
    塗ってもらう色の見本を持っていってお願いするのですが、見本の色と同じ色を出せるかどうかが職人さんの腕の見せ所となります。むらにならないようにきれいに色を塗ってもらったら、また蒸しの工場で生地を蒸して色がにじまないようにして、同じ工場で柄に蓋をしていた糊と糊糸目をきれいに洗い流してもらいます。(昔は川に流して洗っていました。写真などで見た事があるかもしれませんね。)
    この洗う行程を”水元”というのですが、水元が終わると初めてどんな着物になったかの全容がわかるようになります。とてもドキドキしてちょっと感慨深い瞬間です。
    さぁ、あとちょっとで完成しますよ。

    秋の七草その2 クズ、葛

    2008.08.06 京友禅 Trackback:0Comment:0

    葛にもちゃんと花が咲きます。
    草刈りをしていると、草刈機にこの葛のツルが絡まってきて刈るのがたいへんになります。
    今年は葛の勢いがとてもいいです。友禅話の続きです。
    糊糸目の次の行程は置いた糊を生地にしみ込ます(なじませる)、”地入れ”と言う仕事で、ここでは布海苔と大豆をしぼった豆汁(ごじる)で作った地入れ液を生地の裏から均一に塗る作業をします。
    目的は、柄に色を塗る彩色という次の行程の時に、塗った色が糸目から染み出さないようにするためです。塗った色のムラを防ぐという効果もあります。
    ただ地入れ液を塗るだけの地味な仕事という感じなのですが、布海苔液や豆汁の濃さを気温や湿度などによって調整した上に、液を塗った生地の乾く時間も調整しなくてはなりません。経験がとても必要な仕事なのです。
    これで生地が乾けばいよいよ彩色をしてくれる職人さんの所へ持って行って柄に色を付けてもらいます。
    さぁ、まだまだいろいろな職人さんの所へ行きますよ。

    キキョウ、桔梗

    2008.07.31 京友禅 Trackback:0Comment:0

    家の桔梗が咲き始めました。この紫色がいやはやなんとも、いい色です。
    桔梗は秋の七草の一つです。
    他には、芒、撫子、女郎花、藤袴、葛と、え~と萩ですね。この内、ススキ、クズ、ハギはゲレンデで見る事が出来ます。
    秋の七草といっても、みんな夏に咲くのですね・・・。京友禅の着物の柄で七草はよく使います。いつかは、付け下げ、訪問着、色留袖、留袖をセットでうちの嫁さんにプレゼントしたいものです。糊糸目でおいた友禅はとても高いので私では無理ですけど・・・。
    なぜ友禅の着物が高いのかと言えば、約十人くらいの職人さんが関わって作っているからです。
    まず、最初に真っ白な反物に下絵を描いてもらいます。筆で生地に直接書くのですが、この下書きは着物が完成した時も残っているとまずいので”青ばな液”という蒸しの行程で消えてしまう染料で描きます。
    下書きを描いてもらったらすぐに次の職人さんのところに持っていきます。夏だと湿気でこの下書きが消えてしまう事があるからです。
    次の職人さんは、糊で作った糊糸目というものを下絵通りに置いていきます。糊の主な材料は餅粉です。最近では糊の代わりにゴムを使ったりします。でもやはり糊で置いた糸目がいいのです。なぜいいのかは、実際に見比べてみるとよく解ります。近くのデパートの呉服屋さんで比べてみてください。でも安物ばかりの着物屋さんには糊糸目の友禅の着物は置いていません。今、糸目を糊で置ける職人さんはとても少なくなっています。
    さぁ、少しは着物に対する興味が出てきましたか?着物って艶があっていいものなんですよ。
    着物は日本の文化です。
    また、そのうち続きの行程を書きます。
     
    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。